『バナナボーイ』 ①

バナナボーイ 7


浜松・かんざんじ小劇場。
屋根裏からストリップを盗み見する青年がいる。
彼はこの劇場の支配人の息子である。
一方、楽屋には派手なドレスを着て女装した中年男。
彼こそは利根川のジン太、通称バナナボーイ。
女装をしてストリップを見せる芸で諸国を渡り歩く自称芸術家である。
このジン太、芸は確かなのだが、いかんせん男癖が悪い。
若い男の尻を見ると手を出さずにはいられないのだ。
ここでも付き人の“フルチン”を使って、支配人の息子を楽屋に招き入れて…。


バナナボーイ 5


支配人の息子に手を出したことがばれて大慌てで逃げ出すバナナボーイとフルチン。
元々が草枕のフーテン暮らし。蓄えなどあるはずもない。
東京を目指して歩き出したものの、真逆の方向に向かってしまう。
空腹は極まり、ついには道端に落ちた石がアンパンに見えるまでに。
思わずかじりつくバナナボーイ。


バナナボーイ 15


とうとうひもじさで倒れてしまったバナナボーイとフルチン。
そこへ現れた警察官。職務質問をうけるふたり。
一方、都内のラーメン屋。
電話を受ける若い女性。
兄が警察のやっかいになっているという。
この女性、なにをかくそうジン太の妹、カエデである。
なにかにつけて世話を焼かせる兄にいい加減愛想が尽きたカエデではあるが、そこは兄妹の絆。
妹の手助けでなんとか東京へ帰ることが出来たバナナボーイであった。


バナナボーイ 20

7月12日(水)からの作品

7月12日(水)からの作品
★7月12日~8月8日
『空に咲く愛の地図』
監督:荒木太郎
脚本:西村晋也 荒木太郎
原案:林芙美子「浮雲」
撮影・照明:飯岡聖英 編集:酒井正次 助監督:金沢勇大 鎌田 亮
音楽:宮川 透 スチール:本田あきら
製作:多呂プロ 提供:オーピー映画
出演:那波隆史 玄波孝章 名越孝太郎
小林節彦 今泉浩一 太田 始 鈴木 翔 西藤 尚
津田 篤 金城たかし 荒木太郎 山本和生 
突貫小僧 井川耕一郎 林田義行

【解説】
荒木太郎が成瀬巳喜男の名作映画『浮雲』(原作:林芙美子)を大胆にアレンジ。
モデルの由紀男は撮影中の沖縄でキャリア官僚の富岡と出会う。
互いに惹かれあった富岡と由紀男は激しく燃え上がり、その愛を誓った。
だが、沖縄を離れたふたりは次第に心がすれ違っていくのを感じる。
由紀男は仕事を捨て、単身世界一周の旅に出た。
一年後、沖縄で再会したふたり。
富岡は同性愛者であることが明るみになり、閑職へ追いやられていた。
すっかり零落した富岡。行き場を失い困窮する由紀男。
漂泊するふたりは反目しつつも互いを求めあい、堕ちていく…。


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-7月25日まで-
『バナナボーイ』
監督・脚本:新倉直人
原案:関多加志 撮影:柳田友春 照明:田村 明 
音楽:大塚音楽事務所 編集:金子編集室 助監督:佐々木晋也
製作:シネコスモジャパン 配給:大蔵映画株式会社 提供:オーピー映画
出演:坂入正三 塩蚊次郎 ビック・トム 江戸 春 佐藤ミノル 西田新太郎
武藤樹一郎 山本竜二 西村長士 炎上寺由羅 板垣有美 新宿らん

【解説】
利根川のジン太、通称バナナボーイ。
彼は女装をしてストリップを演じる『自称芸術家』である。
そんなジン太を先生と呼び兄貴と慕う付き人の“フルチン”を伴って、東西南北旅をして芸を見せて稼いで気ままに暮らすフーテンのジン太。
だが手癖の悪いジン太は行く先々でボーイや支配人の息子の尻を襲って興行主から不評を買い、いまやどこからも声がかからず金も尽き八方ふさがりなのであった。
そんなジン太に愛想を尽かしつつも心の底では心配する健気な妹、カエデ。
妹の心配もどこ吹く風、今日も今日とて男の尻を追いかけまわすバナナボーイジン太。
はたしてジン太は心を入れ替えてカタギになれるのか。
坂入正三の芸達者ぶりが輝く、笑いあり涙ありの人情ギャグ系ギャグムービー。


バナナボーイポスター


-上映時間-
『空に咲く愛の地図』 11:05 / 13:15 / 15:25 / 17:40 / 19:50
『バナナボーイ』 12:15 / 14:25 / 16:35 / 18:50
★金・土オールナイト
『バナナボーイ』 21:05 / 23:20 / 1:35 / 3:50
『空に咲く愛の地図』 22:05 / 0:20 / 2:35

『ふりむけば君がいて』 ③

向田家に女性が押しかけて来た。
次男・和彦の以前の彼女であった。
和彦は別れを告げたつもりが、彼女はそれを認められないでいた。
結局は喧嘩別れとなるふたり。和彦はいつもそうだった。
「相手が真剣になると面倒くさくなる」という和彦。だがそれは(棄てられるのが怖い)という気持ちの裏返しでもあった。
幼いころに自分たちを棄てて出て行った母への思いが根底にあった。
憂さ晴らしにゲイバーへ飲みに行き、酔った勢いでママとベッドを共にする和彦。
そこで和彦はアキラと名乗る若者が、兄・尚也と3年もつきあっていたのに見合いを理由に一方的に別れを告げられてひどく傷ついているという話を聞く。


ふりむけば・39


自分がゲイであることをカミングアウトしたとき散々なじった兄・尚也がじつはゲイであったこと、専務の娘との見合いを理由に3年もつきあった男を簡単に捨てたこと。
これらは和彦には到底容認できるものではなかった。
食卓で尚也を睨み続ける和彦。よどんだ空気に耐えられず席を離れたのは、しかし和彦の方だった。
今夜も飲み歩く和彦。行きつけのゲイバーで和彦は、佐久間先生と呼ばれるニヒルな初老の男と知り合う。
酔って足取りがおぼつかなくなった佐久間を送る和彦。だがその姿を目撃し勘違いした佐久間のパートナーがナイフを持って襲いかかる…。


ふりむけば・46


ナイフで太ももを負傷した和彦が自室のベッドで寝ていると、尚也がノックもなしに入って来た。
俺の見合いを台無しにする気か 怒鳴る尚也。
アキラの気持ちも考えろ 言い返す和彦。
俺は家族が欲しいんだ 言い返す尚也。
俺は兄貴みたいな卑怯者じゃない 言い捨てる和彦。
和彦につかみかかる尚也。応戦する和彦。
ふたりの喧嘩の行方は…。


ふりむけば・50

『ふりむけば君がいて』 ②

ある朝、ひとりの少女が向田家を訪ねてきた。
少女は三兄弟を棄てて出て行った母の娘、すなわち異父妹だという。
にわかには信じられない話に三兄弟は目を丸くする。


ふりむけば・28


彼女の話では母親はすでに亡くなっており、身よりのない彼女は大学受験が終わるまでの間住まわせてほしくて向田家を訪れたのであった。
自分たちを棄てた母親に対して複雑な思いを抱える三兄弟。特に次男の和彦は母親を許せない気持ちが強く、彼女を住まわせることにも猛反対であった…。


ふりむけば・31


場面は変わってホテルの一室。尚也が男と会っている。
じつは、尚也もまた、和彦同様にゲイであった。
尚也は近々、会社の上司のすすめでお見合いをすることになっていた。
尚也が切り出したのは、別れ話であった。
尚也なりのけじめのつけ方。しかしそれは酷薄ともいえる態度であった。


ふりむけば・35

『ふりむけば君がいて』 ①

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向田家の三兄弟。
真面目なサラリーマンの長男尚也、映画監督を志す次男の和彦、ちょっと天然でいまだに恋愛経験のない大学生の三男晋平。
幼いころに父親と死別し、母は家出。母の実家で祖父母に育てられた三人。
いまは祖父母も亡くなり、兄弟三人で力をあわせて生活していた。


ふりむけば・15
長男の尚也


そんな三人だが、最近なんだかぎくしゃくしていた。
理由は次男の和彦がゲイであることをカミングアウトしたからだ。
遊び人の和彦はつきあう相手をころころと変え、そのたびに相手から恨み言をのべる電話がかかってきていた。
真面目な尚也はそんな和彦をいさめるが、和彦はどこ吹く風である。


ふりむけば・4
次男の和彦


そんな向田家に、ある日想いも寄らない来訪者があらわれる…。


ふりむけば・1
三男の晋平
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横浜光音座 Ⅰ

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