『愛の処刑』 ②

田所くんの死をつぐなうために先生は死ぬべきではないでしょうか。先生、切腹して下さい。
今林はそう言うと鞄から短刀を取り出した。
短刀の輝きが今林の顔を照らす。
大友は短刀を受け取る。どうやら本物の刀のようだ。
刀を見つめながら大友は考える。
こんなに鮮烈で幸福な死があるだろうか。男らしい割腹を見せてこの美しい少年を満足させてやるぞ…。


愛の処刑・19


大友の部屋で三方を見つけた今林が嬉々として切腹の作法を語り出す。
三方の上に和紙を敷き、その上に短刀を置く。
すっかり興奮した今林。
この体はもうぼくのものだ。ぼくの言いなりで一人の成熟した大人の男が死んでいくのだ…。


愛の処刑・20


井戸水で身体を清める大友。
じっと見つめる今林。
濡れた身体を拭き、六尺をきつく締め込む。
いよいよ切腹の儀がはじまる…。


愛の処刑・22

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