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『レッスル・マニア』 ③

檻に閉じ込めた芸能人の処遇を巡って論を交える男たち。
その正体は、海老塚を中心とするグループであった。
男たちはみな海老塚の思想に共鳴していた。
だが、海老塚はひとりどこか浮かない様子であった。


レッスル・マニア 35


“どうなんだ、体の方は?”一味の男が海老塚に問う。
“よくないねぇ”海老塚が答える。
確かに海老塚は以前よりもやつれて見えた。
“専門家の診察を受けた方がいいんじゃないのか?”
なおも問いかける男をはぐらかす海老塚。
“ピカイチとはどうなんだ?”
そう問われた海老塚は“素敵なプレゼントを残すつもりさ”と言って少し微笑んだ。


レッスル・マニア 45


海老塚は末期ガンであった。
死ぬ前にピカイチに卵のゆで加減を伝授しようとする海老塚。
どうして医者にいかないのかと涙ながらに訴えるピカイチ。
“いまのぼくには地球の未来より卵の湯で加減の方が大事なんだ”
海老塚はそう諭すのであった。


レッスル・マニア 44

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