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3月29日(水)からの作品

3月29日~4月11日

『セミドキュメント オ・ト・コの穴場』
監督:山崎和夫
出演:久保新二 ほか

名優・久保新二がナビゲートするモンド・ゲイ映画の極北!
仕事を終えた久保新二は男に声をかけられタクシーに同乗する。
昨今のゲイ談義に熱くなる久保と男。
次第に久保は現実とも虚構ともつかぬ不可思議な世界をさまよい…


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『鈴の音の誘い』
監督:関根和美 脚本:関根和美 大竹朝子
出演:玉村 渓 由良貴之 酒井あずさ 坂入正三 兵頭未来洋 岩田有司 松田正信 なかみつせいじ 竹本泰志

出版社の児童図書編集部に勤める慎太郎は手がけた童話が異例の大ヒット、次期編集長の椅子も見えてきた。
順風満帆に思われる彼だが忙しさにかまけ、恋人の友則との間にはいささか冷たい空気が。
一方、慎太郎に想いを寄せる部下の実花、彼女は自分を女として見て欲しいと慎太郎に迫る。
そんなある日、ひとり遅くまで残業する慎太郎の耳に、どこからともなく鈴の音が。
戸惑う慎太郎、と、そこへ電話が。受話器を取った慎太郎はその声に驚く。
“ぼくだよ、慎太郎”
その声は亡くなったかつての恋人、陽一であった。
呆然と立ち尽くす慎太郎。と、その足元に、かつて陽一とふたりで買った縁結びの鈴が…


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上映時間
『セミドキュメント オ・ト・コの穴場』 11:10 / 13:20 / 15:30 / 17:45 / 19:55
『鈴の音の誘い』 12:20 / 14:30 / 16:45 / 18:55
オールナイト
『鈴の音の誘い』 21:10 / 23:20 / 1:35 / 3:45
『セミドキュメント オ・ト・コの穴場』 22:10 / 0:20 / 2:35

『たまあそび』 ③

自分が野球をやめさせられた理由を問いかける夏目に対し、知らないと答えるケン。
“へたくそだね”グラウンドの少年たちを見て夏目がいう。
“え?”
“あのショートとセカンド、息が全然合ってない”
“そうだな”ケンが同意する。
“ぼく、チームメイトと恋愛関係にあったんです。相手はショート”夏目がまた口を開く。
“アメリカの小説にメジャーリーグのショートとセカンドが恋に落ちる話がある。ぼくたちはその小説を地で行く感じでした。でも、みんなにばれてぼくは左遷、相手は会社をやめました。彼はぼくと暮らすことを望みましたが、ぼくは彼を受け入れられなかった…”


たまあそび-15


草茂みベースボールの道白し
正岡子規の句が去来する。
若者たちは夫夫銭湯や和室、草むらで身体を重ね合う。
あたりをつつむのはせみ時雨だけ。


たまあそび-16


ケンは彼女と一緒にいた。
“野球やっててよかったじゃない”と彼女。
“野球やってるケン、素敵だから”
“子規のことどう思う?”とケン。
“かっこいいと思うよ。一体どうしたの?”
“もし、俺がホモだったらどうする?”とケン。
若人のすなる遊びはさはにあれどベースボールの如く者はあらじ
正岡子規の短歌が流れる。
夏目、ケン、若者たちは、グラウンドに集まり、散る。
野球の試合が始まる…


たまあそび-23

『たまあそび』 ②

高知県のとある会社。
応接室に社員たちが集められている。
スピーチをする上司。
“えー、夏目くんは本社の高知社から出向というかたちでわが社へ配属となりました。ご存じのように夏目くんは、高知社野球部の名セカンドでもあります。さっそくわが社でも野球部を設立し、社員のさらなる結束と、健康面での福利厚生をはかっていきたいと思います。夏目くんです”
坊主頭で日に焼けた青年が立ち上がる。
“夏目子規です。子規という名前は正岡子規からとりました。勤務先が松山ということで、なにか運命的なものを感じています。よろしくお願いします”
拍手が起きる。


たまあそび-8


踏切の警笛音。電車が走る。
駅、ベンチに男女。
ふたりは先ほどの会社の社員であり、社に野球部ができることについて話している。
男は元高校球児でスラッガーだったが、野球部には参加しないという。
“野球はもう捨てたんだ”と男。
“恋知らぬ猫のふりなり球あそび”女が俳句を諳んじる。
“なにそれ?”
“正岡子規が野球のことを詠んだ俳句。子規のベースボール狂いは有名なの。ねえ、野球やろうよ。私、ケンが野球するとこ見たいし”


たまあそび-9


あくる昼間、土手にふたりの青年。夏目とケンである。
ふたりは野球を眺めている。
“市高、四番ショート高浜ケン。ライオンズからスカウトが来ていたらしいですね。うらやましいな”と夏目。
“君だってノンプロのスターじゃないか”とケン。
“ただのサラリーマンですよ…ぼくのこと、聞いてるんでしょ?”
“なにが?”
“野球やめさせられた理由”
“いや”


たまあそび-12

『たまあそび』 ①

松山。商店街にたむろする若者たち。
彼らは野球部員である。
松山は正岡子規ゆかりの地である。
子規は野球に熱心であったことで知られている。
《今やかの三つのベースに人満ちてそぞろに胸の打ち騒ぐかな》 
正岡子規が詠んだ句が画面に映し出される。


たまあそび-2


室内練習場でキャッチボールをする若者たち。
“すまん” “え?” “俺のせいだ” “お互い様さ” “松山か” “遠いな” “近いさ。同じ四国だ” “やっぱりいくのか。会社辞めて残れ、俺と”


たまあそび-5


せみ時雨の中、練習場の裏でさきほどの野球部員たちがキスをし、互いの体を求めあう。


たまあそび-7

3月15日(水)からの作品

3月15日~28日

『鈴の音の誘い』
監督:関根和美 脚本:関根和美 大竹朝子
出演:玉村 渓 由良貴之 酒井あずさ 坂入正三 兵頭未来洋 岩田有司 松田正信 なかみつせいじ 竹本泰志

出版社の児童図書編集部に勤める慎太郎は手がけた童話が異例の大ヒット、次期編集長の椅子も見えてきた。
順風満帆に思われる彼だが忙しさにかまけ、恋人の友則との間にはいささか冷たい空気が。
一方、慎太郎に想いを寄せる部下の実花、彼女は自分を女として見て欲しいと慎太郎に迫る。
そんなある日、ひとり遅くまで残業する慎太郎の耳に、どこからともなく鈴の音が。
戸惑う慎太郎、と、そこへ電話が。受話器を取った慎太郎はその声に驚く。
“ぼくだよ、慎太郎”
その声は亡くなったかつての恋人、陽一であった。
呆然と立ち尽くす慎太郎。と、その足元に、かつて陽一とふたりで買った縁結びの鈴が…


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『たまあそび』
監督:大木裕之 脚本:南木顕生
出演:橋口保祐 石橋正邦 井上大地 葉月 螢 清岡恭久 南木顕生 阿部公彦

愛媛県松山市。明治期を代表する文学者であり、野球を愛したことで知られる正岡子規ゆかりの地で、
野球に青春を燃やした男たちが愛し合う姿をリアルな筆致で描く。  
社会人野球で名を知られた夏目は松山支社に出向となる。そこで彼は高浜と出会う。
高浜もスラッガーとして知られていたがチームメイト恋愛関係になり、退部させられていた。
ふたりの出会いはやがて…


たまあそび ポスター


上映時間
『鈴の音の誘い』 11:00 / 13:10 / 15:25 / 17:40 / 19:55
『たまあそび』 12:10 / 14:25 / 16:40 / 18:50
オールナイト
『たまあそび』 21:05 / 23:20 / 1:35 / 3:50
『鈴の音の誘い』 22:10 / 0:20 / 2:35
◆プロフィール◆

横浜光音座 Ⅰ

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