FC2ブログ

『大阪のひと』 ①

“ヘイ、チャーリー。京都はまだ寒いか?大阪も寒いわ。チャーリー、あんたと作ったこの店、昔のまんまや…”

チャーリーズハウス。
大阪北区の繁華街にポツンと佇むこのゲイバーは、忍がひとりで切り盛りしていた。
忍を気に入り、なかば愛人として高い金で引き抜こうとする者もいたが、忍は固辞していた。
チャーリー。京都へと去っていった、帰るはずもない男を待って…。


大阪のひと 1


ある晩、客のひとりもいない静かなバーで、忍は閉店準備をしていた。
そこへ突然、何者かが包丁を片手に飛び込んできた!
ひどく興奮した様子のその強盗は、見るとまだ若そうだった。
“黙って銭出さんかい!”
すごんでみせるも、どこか迫力に欠ける。
“持っていき”
忍はわずかばかりの売り上げを、すべて差し出した。


大阪のひと 4


“上等やないけ!”
若者はかえって逆上し、つかみかかろうとする…が、意識を失うのであった。
朝。
若者が目を覚ますと、見知らぬ部屋の蒲団の中にいた。
“おはよう”
挨拶をするのは忍であった。
そう、ここは忍の部屋。
昏倒した強盗を、忍が連れて帰り、介抱していたのだった。
若者はしばらく様子をうかがっていたが、やがて黙って部屋を出るのであった。


大阪のひと 6

1月22日(水)からの作品

『one night tune -俺たちの伝言-』
監督:関根和美 脚本:金沢勇大
出演:長谷川建一 なかみつせいじ 竹本泰志 野村貴浩 
那波隆史 山科 薫 石堂真吾 佐々木麻由子 牛越秀人 悟志

Pink triangleは様々なジャンルのミュージシャンが日夜ステージに上がり、音楽好きたちから愛されるライブハウスである。
しかしマスターの康平は、近日中に閉店を決めていた。
“なんでやめちゃうの?”“飽きたから”
“やめてなにすんの?”“世界一周旅行”
うそぶく康平。だが本当は、康平の体は病に蝕まれ余命幾ばくもないのであった。

ある晩、康平が店を閉め表へ出ると、突然目の前に怪我を負った若者が躍り出た。
なにかしら事情があることを察した康平は浩人を招き入れ、治療をする。
翌朝病院へ行くように促す康平。だが浩人は拒み、出て行こうとする。
が、痛みにうずくまってしまう。康平は何も聞かず浩人をしばらく置いてやることにした。

《狭間のランチ(仮)》。康平の手元にあるこの未完成の譜面は、康平のかつての恋人誠が書いたものだった。
Pink triangleの最後のステージは、この曲をやりたい。
それが康平の唯一の心残りであった。かつてのバンド仲間に電話をかける康平。だがメンバーはちりぢりになっており誠の消息もつかめない。
そんな折、閉館を聞きつけたブルースシンガーの美香が駆けつける。
美香は康平の想いを汲みバンド結成に力を貸すのであった。
ヴォーカル、ドラム、ベース…次々に集まるメンバー。残るはギターだけ。
と、浩人がギターを弾けることがわかり、白羽の矢が。
バンドに加わった浩人。だが、彼を追う者が…


p_op_one night tune


『大阪のひと』
監督:石川 均 脚本:沢木毅彦 石川 均
出演:西城 忍 ジミー小林 伊藤正彦 竹内久和 嶋田圭介

“ヘイ、チャーリー。京都はまだ寒いか?大阪も寒いわ。あんたと作ったこの店、昔のまんまや…”
チャーリーズハウス。大阪北区の繁華街にぽつんとたたずむこのゲイバーは、忍ママがひとりで切り盛りしていた。
ママを気に入り、なかば愛人として引き抜こうとするものもいたが、忍は固辞していた。
チャーリー、京都へ消えていった、帰るはずもない男を待って…。
客の途絶えた店内で閉店準備をする忍の前に、突如現れた強盗。
まだ若いその強盗は、売上金を奪った刹那、倒れてしまう。
忍はその若い強盗の面倒をみることに。
忍とその強盗、京介との奇妙な生活がはじまる。


poster_osaka.jpg


-上映時間-

『one night tune -俺たちの伝言-』 11:00 / 13:15 / 15:25 / 17:35 / 19:45
『大阪のひと』 12:15 / 14:25 / 16:35 / 18:45
★金・土オールナイト
『大阪のひと』  20:50 / 22:55 / 1:00 / 3:05
『one night tune -俺たちの伝言-』  21:50 / 23:55 / 2:00 / 4:00

『強がりカポナータ』 ③

突然武と一義の前にあらわれた大男は一言「腹が…減った」とだけつぶやくとその場に倒れた。
見かねた武は大男を連れて帰り、カポナータをふるまう。
猛烈な勢いでたいらげたその男は武に“仕事はないか、なんでもやる”と言い出す。


強がりカポナータ・9


大男の名は、彰といった。
武は彰にここにいてもいいと言い、空き部屋を貸す。
彰は翌日から住み込みで働くこととなった。
不器用ながらも真面目に働く彰を、武の家族も歓迎した。
店にも活気が訪れた。


強がりカポナータ・5


だが、彰の存在は、武と一義の間にひとつの影を落とす。
その影は次第に濃くなり…。
イタリアへ戻る日が近づく一義。
武はどうするのか。


強がりカポナータ・2



『強がりカポナータ』 ②

弟の結婚式を機に7年ぶりの帰国をはたした一義。
だが、目的はそれだけではない。
一義は武との再会を、静かに、しかし熱く喜んでいた。
だが、武はどこかよそよそしい。


強がりカポナータ・4


車中でキスを迫られても身をかわす武。
「お前が必要だ」一義は武に告げる。
一緒にイタリアへいこうと迫る一義に、武は…。


強がりカポナータ・8


夜。
一義をのせて走る武の車の前に、突然なにものかが飛び出してきた。
筋肉質で太い手足、よくやけた肌、濃いひげ。そしてびしょぬれの、奇妙な大男。
いぶかしげに車を降りた武と一義に、その大男は…。

『強がりカポナータ』 ①

7年前、ひとけのない海辺。
砂浜の上でふたりの裸の男が激しく互いを求めあっている。
彼らの名前は武と一義。
「一義…激しい…」あえぎ声を漏らす武。
「ずっと覚えていたいからな。向こうでも忘れないように」と一義。
「いつか一緒に店をやろうな」。一義の言葉にうなずく武。
その言葉を残し一義は、イタリアへと料理修行の旅に出た。


強がりカポナータ・1


海辺の町で、妹とトラットリアを営む武。
オーナーである父は病に倒れ、介護が必要であった。
武の妹、茉凛は交際相手の子を身籠っており、近々結婚式をあげることとなっていた。
その相手は7年前イタリアへ旅立った武の恋人、一義の弟であった。


強がりカポナータ・2


早朝、市場へ仕入れに出かけた帰り道、茉凛は武に言う。
「一義さん、イタリアから来てくれたって」。
恋人との7年ぶりの再会に、武は…。
◆プロフィール◆

横浜光音座 Ⅰ

Author:横浜光音座 Ⅰ
所在地:
〒231-0065
神奈川県横浜市中区宮川町2-59
TEL.045(231)0837
交通・最寄駅:
◆京急線
日ノ出町駅より徒歩2分
◆JR線
桜木町駅より徒歩8分

◆ MENU ◆
◆最新記事◆
◆リンク◆
◆ Twitter ◆