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『ハッテンバ・ラブ・ストーリー』②

青年を追い求める山本。
だが彼の前に現れるのは別の男ばかり。
それもみなひと癖もふた癖もある連中。
山本もほとほと疲れてしまった。
そんな山本に同僚の女性教師は誘いをかけるが、山本はどこ吹く風。


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またしても青年と会ったトイレを訪れる山本に、見知らぬ男が声をかけてきた。
“おじさんもしかして、入れ墨の入ったかわいい子を探してるんじゃない?”
“教えてあげてもいいけど、ただじゃねぇ…”
山本がどうすればいいか尋ねると、男は山本の体を求めてきた。


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男とホテルへ入った山本は、行為のあとに青年の名前と行きつけの映画館を聞き出すことに成功した。
青年の名前は基正。
浮かれてシャワーを浴びる山本。
だがその頃、男は山本の財布を物色していた。
男はその中にあった山本の名刺を拝借し、ほくそ笑んだ。
そしてその時、奥からなにやら胡乱な男が。
“どうだ千秋、うまくいったか”
“学校の先生だってさ”
“これはまた、たんまり踏んだくれそうだな”
“やったね、アニキ”
一体この男は何者なのか、そして山本の運命は!


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『ハッテンバ・ラブ・ストーリー』 ①

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学校のチャイムが鳴る。下校の時間だ。
ひとりの男性教師が歩いてくる。
“私は山本竜二、36歳。都内の中学校で数学を教えている教師だ。
この歳になってもまだ結婚はしていない。それというのも…”
同僚の女性教師たちが山本に声をかける。
“山本先生!たまには一緒に飲みにいきません?”
だが、つれなく断る山本。
“それというのも…私はどうしても女を好きになれない体質だからである。私は同性愛者。隠れホモという人種なのである”


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夜の公園。
山本が歩いてくる。
“今夜もまた、ここにきてしまった。もしかしたらまた会えるかもしれないと思うと…”
数日前、山本はこのハッテン場でひとりの青年と出会った。
山本はその青年に恋をしてしまったのであった。


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上半身裸の青年は山本の視線に気づくと、デニムをおろし、股間をまさぐりだす。
そして個室へと手招きする。
山本の体に貪りつく青年。
山本はじきに果ててしまった。
“君、名前なんていうんだい?また会いたいんだ”
山本は問いかける。だが青年は
“またいつか会えるよ。おやすみおじさん”
とだけ言い残し、去っていった。
どうしてもまたあの青年に会いたい。
山本は祈るが…




『3月20日(水)からの作品』

3月20日~4月2日

『炎馬の如く』
監督:小林 悟
脚本:山瀬よいこ
出演:寺田 誠 加賀真也 村井智丸 
木村祐介 小池 結 千広哲也 坂入正三 港 雄一

美山幸二。いたってふつうのサラリーマンである彼は、今日も定時で帰宅し夕食をとろうとしていた。
だが、郵便受けに入っていた父親からの手紙を読むと、彼の様子は一変する。
彼の心の奥底には、できのいい兄に対するコンプレックスと兄をえこひいきする父親に対する激しい憎悪が渦を巻ているのだ。
そんな幸二が家を飛び出しバーで飲んでいると、取巻きたちから“若”と呼ばれもてはやされている男に遭遇した。
社長の息子で羽振りのいい若こと相馬に兄をだぶらせる幸二。
ついちらちらとのぞき見してしまう。
そんな幸二に相馬は因縁をつけ、無理やり服を脱がせると、取巻きに命じてレイプさせた。
幸二の心の奥底でくすぶっていた鬱屈とした想いは、相馬に対する復讐の炎と化した。
相馬の電話番号を調べ、延々と無言電話をかけ続ける幸二。
あまりにしつこい幸二に、次第に理性を失っていく相馬。
やがてふたりは超えてはいけない一線をこえ…


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父の手紙に手が震える幸二

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相次ぐ謎の電話に相馬は…


『ハッテンバ・ラブ・ストーリー』
監督:山本竜二
脚本:五代響子
出演:山本竜二 石井基正 南条千秋 池島ゆたか
セリーヌ菅 山科 薫 橋本杏子 萩本優彰 いわぶちりこ
秋山 豊 沢崎裕昭 佐々木正則 カサイ雅弘 
橋口卓明 瀬々敬久 渡辺元嗣 佐藤寿保

山本竜二、36歳。都内の中学校で数学を教える彼は、いまだ独身。
なぜなら彼は、男を愛する男だから。
今宵もひとけのない公園の公衆トイレを訪れる山本。
また来てしまった…山本はため息をつく。数日前にこのトイレで出会った青年のことが忘れられないのだ。
もう一度彼に会いたい…だが青年は姿を見せない。
たそがれる山本に、千秋と名乗る男が声をかける。
千秋は山本が探している青年を知っているという。
教えるかわりにと、山本の体を求める千秋に身を任せる山本。
千秋から青年の名前が基正であること、ある映画館によく出没することを聞いた山本は、上機嫌でシャワーを浴びる。
だがそのとき、千秋は山本の財布を物色し、名刺を抜き取っていた。
さらに千秋の背後から危険なにおいのする男の影が…。
はたして山本は無事に基正と再会し、思いのたけを伝えることができるのか!


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ハッテン場で運命の出会いをとげた山本は…


-上映時間-

『炎馬の如く』 11:05 / 13:15 / 15:30 / 17:40 / 19:50
『ハッテンバ・ラブ・ストーリー』  12:15 / 14:25 / 16:40 / 18:50
★金・土オールナイト
『ハッテンバ・ラブ・ストーリー』  21:05 / 23:20 / 1:30 / 3:45
『炎馬の如く』  22:05 / 0:20 / 2:35


『あこがれ』 ③

『大型新人 左近寺聖(さこんじ きよし)、芸能界デビュー』
テレビが大々的に報じる。
そこにうつっているのは、他ならぬアキラの姿。
新たな後ろ盾を得たアキラは、こうしてトップスターへの道を歩いていくのであった。
ブラウン管の向こう側で、大木とママはにやにや笑いながらそれを見ていた。


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一軒家に引っ越し、付き人に身の回りの世話をすべてやらせ、なに不自由のない生活を手に入れたアキラ。
そんなアキラが町を歩いていると、ひとりの若者が声をかけてきた。
“懐かしいなアキラ。すっげぇなあ、尊敬しちゃうぜ”
かつて一緒にひったくりをした仲間であった。
アキラの表情が曇る。
後日あらためて会う約束をして別れたアキラは、ママへ電話をかける。
“何とかするわ。でも高いわよ”
“30万円で頼むよ”
電話をうけたママは、大木に相談する。
“10万しか出せないって、あの子の生意気になったわ”


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アキラを訪ねてきたかつての仲間。
そこへ男たちが背後から忍び寄る。
大木が手配した連中だ。
男たちはよってたかってかつての仲間を乱暴するのであった。
後日。
大木はアキラに問題が解決したことを報告する。
そっけない態度のアキラ。
大木は内心舌打ちをする。
鎌倉の会長宅。
会長の寵愛をうけるアキラは今日も抱かれていた。
そこへ物陰からカメラのレンズが光る。
大木であった…。


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『あこがれ』 ②

大木とママの目的。それは、アキラに売春をさせることであった。
男相手に体を売る…ショッキングな申し出だが、意外にもアキラは素直に承知する。
ホッと胸をなでおろしたママは、アキラをある場所へと向かわせた。
そこに待っていたのは、先生と呼ばれる男であった。
先生に抱かれるアキラ。
アキラのことがすっかり気に入った先生は、彼をアパートに住まわせ、当座の生活費を与えた。
ちょっと少ないけど、これで生活の心配はなし!
さて、次からどうするか。このまま終わるか…
金、名誉、地位。なにからいくか!
これでアキラの新しい人生の出発だ!


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次なるアキラの目標は、タレントになること。
ちゃんとしたプロダクションに入ればすぐにでもタレントになれる。
ママの店の酔客からそう聞いたアキラは、先生の口利きでとある事務所を訪れる。
“先生から話は聞いてるよ。よろしい。引き受けた。君を絶対スターにしてみせるよ”
事務所の社長の言葉は頼もしかった。
アキラはスターになることを誓うのであった。


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アキラのもとにママから電話が。
ママはアキラに、鎌倉へいってくれという。
もちろん売春の仕事だ。
“先生にはばれないから。こっちは大物よ。タレントになるならこっちの方がいいわ。すべて一流よ。金とバックをつかみなさいよ。相手はニュージャパンクレジット相手はニュージャパンクレジットの会長よ?”
矢継ぎ早にいうママ。
アキラは首を縦に振る。
待ち合わせ場所にやってきた高級車は、アキラを拾い鎌倉へと向かう。
やがて車は大きな屋敷にたどりつく。
案内する男はいう。
会長がお待ちです。
風呂場へ案内されたアキラはひとりで入る。
その様子をじっくりと観察する会長と呼ばれる男。
ベッドにアキラを呼ぶと、会長は激しくその体を求めた。
ひとしきり終えたあと、会長はアキラをともない風呂に入った。
“鳥居プロダクションか”
“ご存じですか?”
“いや…じゃ、帰ってもよろしい”
そういうと会長は風呂を出た。
ひょっとしてなにか気に障ることをいってしまったのだろうか。動揺するアキラ。
これでいいのか…アキラは海を見つめ自問するのであった。


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横浜光音座 Ⅰ

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